太陽光発電技術研究組合（以下、PVTEC）では 2016 年 12 月 15 日に「太陽光発電システム保守・点検 のための屋外環境下における I-V 特性測定方法ガイドライン」を発行しました。以降、2017 年 8 月から 2018 年 10 月にかけて 6 回の「精密点検方法調査検討会・中小太陽光発電所保守点検メニュー検討会」を 開催し、2018 年 3 月 15 日には、「太陽光発電システム保守・点検のための保守点検機器一覧」を公表し ました。 引き続き検討会にて検討を進め、今般 50kW 未満の太陽光発電所における設備安全性を確保するために 最低限必要となる点検項目について整理し、「中小太陽光発電所の保守点検項目に関する調査報告書」と して公表しましたのでお知らせ致します。 この調査報告書では、太陽光発電設備の安全性を、以下の 4 項目に定義し、この安全性を確保するこ とを目的としています。 (1) 絶縁性の確保 (2) 絶縁不良が発生した際の電気が逃げる経路（接地）の確保 (3) パネルや架台の飛散防止（基礎・構造設計は正しいとして点検項目からは除外） (4) 火災リスクの軽減 本調査報告書は、上記設備安全性を確保する為に最低限オーナーが実施すべき点検項目としてまとめ ましたので、多くの方にご確認いただきご活用いただければ幸いです。
2018 年 12 月 25 日